2013.12.03
フリーランスの掟:第1回「自己管理って言われても」
朝過ぎる朝活をしているWebデザイナーの石井です、こんにちは。
フリーランスをやっていると、よく人から「私もフリーになりたいのだが、どうすればいいだろうか?できるだろうか?」といったような相談ともつかない相談を受けます。
本音を言えば「いや、そんなことわからないよ。それはあなたが自分で考えることですよ」という意見なのですが、それでは身も蓋もないので、一応真面目に話を聞きます。
そんな時決まってどちらかが口にするのが「自己管理」という言葉です。フリーランスでなくても社会人なら自己管理は必須でしょ?という意見はここでは一回置いておいて、ちょっと考えてみました。
「自己管理」っていうのは決して間違っていないと思うのですが、どうも意味が広すぎる。
なので、私が大事だと考えるフリーランスの自己管理について書きたいと思います。
1.自分ルール
突然ですが、日課はありますか? 毎朝ストレッチをするとか、寝る前30分は本を読むとか。
例えば会社に行くために毎朝8時に起きる、というのは自分ルールではありません。会社に行かなきゃいけない、遅刻してはいけないという強制力が働いています。そうではなく、8時に起きれば充分間に合うのに、出社前に資格の勉強をするために「あえて」毎朝6時に起きる、これが自分ルールです。
自分が決めたことを自分が決めた時間にやること。これが自己管理の基本だと思います。人間なので自分ルールを全うできないこともありますが、大事なのはそれを守ろうという意志だと思います。
2.自己メンテナンス
すごく単純に言うと、自分で自分を修理できる必要があります、ということです。これは仕事・体調・メンタル全てです。
あなたが仕事でミスしてもかばってくれる上司はいません。信用を失います。
あなたが体調を崩して仕事ができない時、給料は保証されません。お金がなくなります。
あなたが落ち込んでいる時、「今日は飲みに行くか!」と隣の席から声をかけてくれる同僚はいません。心が荒みます。
それを全部、基本自分一人で対処するってことなんです。自分で自分を鍛え、自分で自分を癒やし、自分で自分を励ます、そういうことです。
お気づきかと思いますが、それら全てを行うには自分に合った「自分ルール」を考えて実行するしかありません。新しいスキルを身につける勉強はいつやるのか、健康でいるためにどんな運動をするのか、リラックスするための方法はなにか。
家族や仲間がいれば力になってくれるし、頼っていいと思います。しかし基本的には「たった一人でも戦えること」が求められます。
さて、大きく言うと上記2つなのですが、私自身は独立した時、正直どちらも全くできていませんでした。フリーランスになってから四苦八苦して、最近どうにか身についてきたといったところでしょうか。ありがたいことになんとかやれています。
……死ぬかと思った、という場面も何回かありましたが(笑)