blog -ブログ:フリーランスと就職難-

2014.03.04

フリーランスと就職難

就職難、らしいね。

東京都杉並区を拠点に活動するフリーランスのWebデザイナー、石井です。

就職難……らしい。

昨日、渋谷でお客様と打ち合わせし、せっかくなのでヒカリエのギャラリーに寄って、そのあといつものようにプールで泳いでいた時にふと思った。渋谷の街中でも、お客様先のビルでも、ヒカリエのエレベーターでも、リクルートスーツの若者をたくさんみたな、と。

就職活動の時期。就活戦線的には今は中盤戦に差し掛かった頃だろうか。

で、就職難……らしい。だが10年前も世間でそう言っていたのを私はよく憶えている。バブル崩壊後、就職が「難」でなかったことなど果たしてあったか。はっきりよく知らない。でもいっつも時代は氷河期であり、「難」であった印象はある。

問題は環境じゃない。問題は自分だ。「なんで自分は就職難なのか?」だ(私にはほぼ無関係だけれど)。

それは単純に「訓練」が足らないからだ。学ぶべきことを学んでいない、その負の積み重ね。やるべきことをやっていない、その負の積み重ね。訓練が足らないのに「戦場」に出ても生き残れるわけがない。

農地・家業・技術を受け継ぐ2代目、3代目と呼ばれる人たちはその「仕事」を得るために幼い頃から手伝いをしたり技術を磨いたりといった「訓練」を積んでいる。それは正の積み重ね。よい積み重ねだ。

私は不器用な人間だし天才でもないので、積み重ねないで勝ったことはほとんどない。だから人に教えることもできない。積み重ねないで勝てるとしたら、それは「才能」・「天運」・「大博打」ぐらいしか思い浮かばない。

そのうち、何か言えるとすれば「大博打」だ。自分には勝つための積み重ねが足りないと感じたら、現実的な戦略として「大博打」もいいかもしれない。そのアイデア、その勇気が評価される可能性はゼロではない(私が面接官なら普通の面接には正直すぐ飽きるから何か面白いものが見たいし、面白いものを見せてくれた学生のことは憶える)。

……気がする。

 

 

2014年3月の最近あった良いこと――
ヒカリエのギャラリーで興味深い出会いがあった。今後何か進展したら書く。

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