2014.03.17
アートはわからないけど、あれはもはや財宝
今日は仕事の合間に、ヒカリエでやっていた
「現代美術工芸の新しい地平 Part 1 漆と陶 – 素材を超えて」
という展覧会を見てきた。
これはちょっと見たいなと前々から思っていたので、今日(17日)が最終日であることを憶えていたのだ。
結果、度肝を抜かれた。
これは一体なにが起こっているのか。
現代美術工芸ってこんな美し凄いものを作るの!?
これ、もはや財宝だろ。
大航海時代のオランダの豪商の沈没船とかに眠っていそうな感じのものばかりだ。
ギャラリーなので小さく値段が付いていたが、正直初めてアートの値段を見て、「これは安い」と素直に思った。
技術とか表現とか試行錯誤し手間をかけて磨き鍛えたその時間、みたいなものをもの凄く感じた。
ほしかった。かっこいいと思えないものは本当に一つもなかった。じっくり選んで一番気にいったのを所有してみたかった。
でもふと思った。
お金がないから買えないけど、もし仮に買えたとしても、私がこれを持っていてもいいのか?
え?こんな世界に一つ的な素敵なオブジェを?(事実、世界に一つだろう)
私の狭いマンションに置くの?
……どこに置くの!?
あ、これダメだ。
物事には「分」というものがある。
そこでようやく妄想から覚めることができた。
最終日だからというのもあってか、ギャラリーには作家さん達がいらっしゃり、つい調子にのってそれぞれの作品の解説をおねだりしてしまった。
買えもしないのに本当に厚かましい。申し訳ない。
でも皆さん、すごく気さくにいろいろ教えてくれた。大変勉強になりました。ありがとうございました。
あとで調べてみたら皆さんそれぞれ有名なアーティストさんらしい。○○展最優秀賞受賞的な人たちだ。
素人が本当にごめんなさい。
というわけで、素晴らしい美術作品について作家本人の解説が聞けるという大変なラッキーだったという話。
多分、見た作品は忘れないな。
2014年3月の最近あった良いこと――
今年の確定申告はクラウドで楽チンだった。
書いている人:アジナリスタ石井
東京都杉並区を拠点に活動しているフリーランスのWebデザイナー