2014.07.22
今年の夏が生温い話
東京の夏の夜以上に生温い日々が続いている。
いやー、ゆっくりできる時間があるのは良いことなのだろうけど、なんかこう、もっとシャキッとしないものか。いつ寝てるのかわからないぐらい忙しい日々がデフォルトになっていると、どうも余計なことを考えてしまっていけない。今まで何かのついでに適当に考えていたことを真剣に考えざるをえない時間が与えられてしまうというのは、ちょっとした地獄である。
なんでこんなことになっているのか。
そう、仕事が終わったからである。
厳密にはあるのだが、急ぎの仕事というのを全部やってしまったのだ。というのも、連休特にこれといった予定もなく(実際探せばあったのだが忘れており)、心の空白を埋めるべくついつい仕事に逃げてしまったのである。なんて残念な人だろうか、私は。倒置法を使うレベルに残念だ。
大体こういう時は過去と比較して現状を見極めるべく、去年の日記を見たりするのだが、まあ、忙しそうだった。いろいろと派手にやっていたようだ。余計に凹む。
友人にそのことを話すと、大抵は人間ができている我が友人たちは「夏休みだと思えばいいじゃん」と真っ当過ぎる答えを笑って返してよこすのだが、私に言わせれば、休んでいるフリーランスなんて鳴かない蝉と同じくらいいるんだかいないんだかわからん存在で、もはや魂さえ危うい状態なわけで、そんな状態は看過できん。
そんな感じで、よし、プール行って何も考えずに泳ごう!と思ったが、ふと気がつくと昨日も泳いでいた。半年で水着の生地が傷むほど泳いでいるやつが今更そんなことで何かを発散できるとは思えない。
ああ、夏の神様、私はどうすればいいのでしょうか?
夏にこのまま腐っていていいのでしょうか?
とりあえず、水着が傷んでいるのでamazonで買うことにする。
2014年7月の最近あった良いこと――
外国へ行く友人を無事送別できた。
書いている人:アジナリスタ石井
東京都杉並区を拠点に活動しているフリーランスのWebデザイナー
特に知的・インテリ系のウェブデザインが得意。情報サイトの設計・制作が好き。
全部夏のせいにしたいタイプ。